医学部合格勉強法【物理編】
さて、今回は物理の勉強法について紹介します。
実は私は物理が大の苦手でした。(女子って物理苦手なのかな…)
(高3の4月のセンター模試で30点でした)
しかし、ある方法で成績を一気に上げることができました。
(センター本番では物理95点を取り、全体では96%をマークして、センター利用の東医と杏林は合格をいただきました。)
では、本題の勉強法に移りましょう。
私が実際に使用した教材です。
どのように勉強したのか見ていきましょう。
目次
どうして突然成績が上がったのか?
それは、微積を使って理解することでした。
それ以前はただやみくもに公式を暗記して使うだけの勉強をしていたのですが、東進の苑田先生の授業を受けてから視点が変わりました。
私自身は、昔から、数学の公式を導くことが好きだったり、本質的な理解によって勉強していたので薄っぺらい勉強は向いていませんでした。(もちろん人によって個人差はあります。)
例えば、等加速度直線運動の有名な公式で、
v=v0+at
s=v0t+(1/2)at2
これなんかは上の式を積分すると下の式が得られますよね。
こんな感じで、根本的な部分から理解することで、物理の勉強が楽しくなりました。
教科書について
学校の教科書は、公式ばかり書いてあって、暗記しろみたいな風潮があったので私にはあまり向いていないと感じました。
基本的には、苑田先生の授業ノートと駿台の山本義隆先生(個人的には伝説の先生)が執筆している新・物理入門を使っていました。
(新・物理入門は現役で千葉医にいった開成の友達にもらいました)
参考書について
私は基本的に河合出版の教材を使っていました。
同じシリーズを買うと、対応している場所が分かりやすくておすすめです。
(物理の重要問題集は、化学ほどオススメではありません。以下の参考書だけで十分だと思います。)
①物理のエッセンスを使って内容を大まかに理解する
いきなり苑田先生の授業についていくのは少し難しすぎると思います。
物理のエッセンスを2回ほど回して、基本問題は解けるようにしておきます。
物理のエッセンスを完璧に解ければ受かる学校もあります。
日医なんかは、数学の難問からは考えられないほど物理簡単です。
(↑志望校の過去問を解いてそのレベルを確認しておく作業は必須です。)
②良問の風でステップアップ
これは時間がある人向けです。
「物理のエッセンスと名問の森のつなぎ」的な立ち位置の参考書です。
私は時間がなかったので、教科書は買ったもののほとんど使っていません。
③名問の森で応用問題にも対応できるように
これは、本当に素晴らしい参考書だと思います。
物理のエッセンスは基本問題をカバーしていますが、こちらはほぼすべての応用問題をカバーできます。
まあ、これが解けて理解できれば、怖いものはないでしょう。
④(⁺α)塾の教材
塾に通っているのであれば、塾の教材もこなしましょう。
浪人の時は駿台に通っていましたが、テキストはよくできていました。
過去問について
どの教科にも言えることですが、過去問は本当に重要です。
学校によって傾向が異なるので、傾向を把握しておきましょう。
以上が私の物理勉強法でした。
医学部合格に向けて頑張っていきましょう。
他の教科の勉強法についての記事もあるので参考にしてみてください。
医学部合格勉強法【化学編】
化学に関しては一番の得意科目でした。
そんな私が実践していた化学の勉強法について紹介したいと思います。
医学部だけでなく、その他の理系大学にも通用する勉強法だと思うので参考にしてみてください。
目次
実際に使用した教科書
学校で使用している教材は完璧に
教科書はもちろん全て読みます。楽しいですよね、教科書読むの。
学校の参考書としてはセミナー化学を使用していました。
演習の前に、軽くまとめが載っているのでその部分は何度も復習しました。
演習も全て解きました。
使った参考書について
化学の重要問題集
主にこれを回していました。名前の通り、重要な問題はすべて押さえられるといっても過言ではありません。
分からなかった問題は以下のようにノートにまとめて、見直ししやすいようにしていました。
ノートを4分割して使い、右1/4にポイントを書くようにしていました。
最初から重要問題集は難しい方には、
鎌田の無機と有機化学
もおススメです。
解説が丁寧に書いてあり、初めてでも分かりやすいです。
無機に関しては、
文英堂の大学入試の得点源
もオススメです。ポイントだけが詰まっている本で、かなり薄いので持ち運びにも便利です。
辞書的な存在の化学の新研究
分からない問題があれば、これを開いて調べていました。私のバイブルです。
何でも書いてあります。SEGや駿台市谷に通っていた経験からすると、上位生は必ずこれを1冊持っている気がします。
挫折した教材もあります。
化学の新演習です。化学の新研究の仲間なのですが、何しろ難しい…(ただ、慶応医学部と医科歯科に合格した友達は、これをすんなり終わらせていました。それくらいのレベルを受験するのであれば、解く必要があります。)
以上が私の勉強法です。
どうでしたか?参考になればと思います。
医学部合格に向けて頑張ってください。
医学部浪人するなら駿台市谷か河合麹町か?
こんにちは。
3月も後半になり、入試も落ち着いてきましたね。医学部の繰り上げ合格が回っている頃でしょうか。
わたしは現役時代はかなり強気で、国立と御三家のみ受験したため、補欠もなにもなかったので、浪人の手続きをしました。
医学部の浪人というと、駿台か、河合か、医専かで迷う方もいらっしゃると思います。
そこで、実体験と友人からの情報を基に各予備校の比較をしてみたいと思います。
目次
駿台市谷
【スタイル】
自由放任。勉強する人はしてくださいという感じ。1クラスに150人くらいいる。全員集まることはほぼないが、全員集まった時にはぎゅうぎゅうになる。クラス担任がいて、たまに面談もあるが、人数が多いのであまり目は行き届かない。ただ、クラス担任が親身になって相談にのってくれるので、クラス担任と仲が良い人もいる。
【授業】
駿台の有名講師が教えてくれた。教師の質はかなり良いと思う。英語は大島先生、たすく先生、数学は大学への数学の執筆もしている雲Kや弟の雲T、そして森茂樹先生など。物理は、微積も使って教えてくれる小倉先生と高橋先生。化学は、中村先生と吉田先生。千葉大対策講座のときは新・物理入門を書いている山本義隆先生がきてくれた。
【構成】
SAクラスは現役時代鉄緑会に通っていた人がほとんど。授業中に内職している人をみていると、みんな鉄緑会の問題集を解いていた気がする。私のようにSEGに通っていた人も一定数存在はする。
【設備】フロンティアホールで昼食などを取れる。私がいた頃はあまり綺麗ではなかったが、最近改装して、なぜか子供の部屋のようなカラフルでふわふわした空間になった。壁の絵などが不思議。
浪人のときはフロンティアホールにずっといるフロホ民と呼ばれる民がいた。影でしっかり勉強しているor友達と仲良くしゃべっている民がいる。後悔しないようにフロンティアホールには長居しないほうが良い。
教室は、とにかくとなりの人との距離が近い。
河合麹町
【スタイル】駿台と比べて面倒見がいい。手厚い。先生と仲良くなれるらしい。
【設備】麹町は校舎が広くてきれい。ほんとうに綺麗。
目の前にNo.4という素敵なパン屋さんがあって、市谷監獄の私はとても憧れました。笑
自習室も完備されており、勉強しやすいのではないでしょうか。
医専
YMSや野田クルゼ、クエスト…ほんとうにたくさんの医専塾がありますね。
医専は面倒見がとーーーっても良い。
なにから何まで手伝ってくれます。
自分で何をやったらいいのか分からない人にはオススメ。
ただ、お金が飛ぶようになくなります。
これだけは注意ですかね。
そんな感じです。
どうしても自分が通っていた市谷の情報が多くなってしまいました…
参考になればと思います。
医学部合格勉強法【英語編】
医学部の入試は英語で決まるといっても過言ではありません。なぜなら、英語ほど点数が安定する科目はないからです。数学はそのときのひらめきや、苦手分野に左右されることがありますが、英語は絶対に裏切りません。
そんな英語の勉強法を紹介します。
国立or私大専願
国立大学であれば、普通の大学と同じような対策で良いのではないかと思いますが、
私立大学では受験校によってかなり対策が違ってきます。
例えば、慈恵医大なんかは超難問の文法問題が出ます。(ぶっちゃけ本当に知らないのが出る)
順天堂はかなり量の多い長文をこなさなければなりません。
東邦は見たこともない医学英単語がぞろぞろ並びます。
→つまり、学校によって対策がかなり異なってきます。
受ける学校にあわせた勉強をする必要があります。
単語は計画を立てて毎日続ける
私が使っていた単語帳はターゲット。
1日100ワードずつ毎日回していました。
英単語は、電車での通学の時間などのスキマ時間にやるのがおススメです。
友達は鉄壁を使っている人が多かったです。鉄壁は単語の成り立ちなんかが書いてあって覚えやすいです。
英文には毎日触れる
これは長文読解の対策になります。
私は英文に毎日触れるようにしていました。英語は知識の積み上げだとおもっています。
結局毎日コツコツ読むことが一番です。
文法も自分の決めた参考書で完璧にする
文法は、覚えるだけなので落とすのはもったいないです。
私は英文法ファイナル問題集(桐原書店)を使って演習をしていました。
問題の解説がかなり丁寧なことが特徴です。
自分の志望する大学の過去問を見る
どんな問題が出題されるのかを事前に見ておくことでその大学の傾向を知ることができます。医学部では突然傾向が変わることは珍しいのでこの作業は必須です。
上記のように、特に私立医大では様々な傾向に合わせた対策が必要です。
英語は、受験において最も重要な科目です。私の勉強法が参考になれば、と思います。
医学部合格勉強法【数学編】
今回は、私が実際に実践していた数学の勉強法を紹介したいと思います。
医学部合格と書いてありますが、他の学部でも共通する勉強法だと思うので参考にしてみてください。
目次
1.学校で配られる教科書は完璧に
学校で配られる教科書は分からない部分がないようにしておかないと、正直医学部合格は厳しいです。
苦手分野は早めに埋めて、演習に進みましょう。
2.1対1対応の演習(東京出版)をやりこむ
この参考書、本当にすごいです。
典型的な問題はすべて網羅できます。
また、例題の下に問題を解く上でのポイントが載っており、理解の助けになります。
例題の下に演習問題があり(1対1に対応している)復習にも便利です。
私は1対1を3周は回しました。
※出来なかった問題は重点的に復習して5回くらい回します。
これを全て解ければ、医学部合格は出来ます。
3.塾のテキストも活用
中高一貫校に通っていたのですが、学校のカリキュラムが遅かったため、私は中学3年から新宿にあるSEGという塾に通っていました。
SEGでは、「なぜこの公式が導けるのか?」など根本から教えてくれる授業が行われていたので、私のような根本から理解したいタイプにはぴったりの塾でした。
「丸暗記すればいいじゃん!」という意見もありますが、公式を導くことは、問題を解く上での助けになるので、重要なプロセスです。
大学への数学を執筆している先生や、理3出身の先生もおり、教師陣はかなり充実していると思われます。
4.受験校の過去問を解く
これが一番重要です。
医学部といっても、学校によって出題される問題はバラバラで、その学校の傾向を掴むことが重要です。
医学部に入ってからも過去問は重要ですが、医学部合格にも過去問はかなり重要です。
「ある学校は基本問題を押さえれば合格できるのに対して、ある学校では難しい微積の問題が出題される」など学校ごとに対策が異なってくるので注意です。
私は過去問を解き終わった後に、自分でその年度の振り返りをしていました。
(例)これは化学ですが、こんな感じで青ペンで間違えた部分やその問題を解析しました。
こうすることで、後で復習した時に、「どこの部分が出来てなかったのか」などを理解しやすくなります。
以上が私の勉強法です。
医学部合格へ向けて頑張ってください。
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